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【コラム】足すより引くことから始めてみる

◎日常生活の見直しの重要性

日常生活の見直しは、不調を早く改善するために非常に重要です。もちろん、個々の体質や生活状況に合わせて漢方薬を飲むことで不調の改善を目指すこともできます。でも、本当に大切なのは、その不調を解決するために現在の生活習慣から悪い習慣を取り除いていくことなんです。不調があるということは、何かしらの問題が日常生活にあることが多いです。例えば、本来摂取しない方がいいものをたくさん食べたり、働きすぎたり、寝すぎたり、ストレスを抱えすぎたりします。これらの要因は、日常生活の中にあることが多いでしょう。全てをやめることはできないかもしれませんが、何かしら変えられる点を見つけることが重要です。実は、これは食べ物や薬を摂ったりするよりもお金も手間もかからず、実行可能です。中には手間や根気が必要かもしれませんし、身についた習慣を変える必要もあるかもしれません。これは少し大変ですが、実は健康にとって非常に重要です。

 

◎例えば「冷え」を考えてみる

例を挙げて「冷え」がある方の例を考えてみましょう。冷えを改善したいと思って食べ物を摂ったり、漢方薬を飲んだりする前に、今の生活状況に冷えと関連する要因がないか見直してみることが大切です。具体的には冷たいものを食べたり飲んだりすることが一番わかりやすい冷えの原因ですが、生ものや生野菜、果物を摂ることも冷えを引き起こす要因です。また、お風呂をシャワーで済ませてしまうことも冷えにつながります。したがって、冷えがあるならシャワーをやめてお風呂に浸かることが対策です。 上記のような生活改善をしても冷えが改善しない場合は、身体を温めるためにシナモンやニラ、ネギなどの食材を使った食養生も有効です。ただし、温めるものだけを摂っていても効果が出にくいです。身体が冷えてしまう原因を取り除かないまま温めるだけでは、なかなか改善しません。まずは現在の生活を見直し、不調や疲れなどの原因を突き止めることが大切です。変えられるものがあれば少しずつ改善し、それでも効果が出ない場合は食養生や漢方薬を試すのが本来の順序です。

 

◎おすすめの養生

これはどの方にも共通することですが、まずは夜更かしをやめることです。また寝る前の数時間は心身が休まる時間なので、寝る前から準備をしておくことが大切です。睡眠の質を高めるためには、就寝前にリラックスすることが重要です。例えば、お風呂にゆっくり入ったり、読書したり、瞑想をしたりすることで心と身体を落ち着かせることができます。 また、寝る前にスマートフォンやパソコンの使用は避けましょう。これらのデバイスから発せられるブルーライトは、目を刺激して眠りにくくすることがあります。代わりに、寝る前に本を読んだり、音楽を聴いたりすることでリラックス効果を得ることができます。

睡眠には個人差がありますが、一般的には成人が7〜9時間の睡眠をとることが推奨されています。睡眠不足は日中の眠気や集中力の低下を引き起こすことがありますので、充分な睡眠をとることが大切です。 また、冷たいものを取り過ぎないことも良い睡眠をとるためには重要です。食事を摂る際には、温かい飲み物や食べ物を選ぶようにしましょう。冷たいものを摂ると体温が下がり、眠りにくくなる場合があります。 睡眠の質を高めるためには、定期的な運動やストレッチも効果的です。運動をすることで体温が上がり、睡眠に入りやすくなることがあります。ただし、運動は就寝前に行うと逆効果になることもあるので、適度な時間をおいて行うようにしましょう。 睡眠は私たちの心身の健康に不可欠な要素です。日々の生活で十分な睡眠をとることを心がけましょう。良質な睡眠を手に入れると、朝に目覚めた時の爽快感とエネルギーが全く違ってくることを実感できるはずです。

健康を保つためには食事や運動も大切です。食事をよく噛まずに急いで食べることは避けたいです。また無理して食事を満腹まで食べるのも良くありません。大切なのは、食べたいという欲求を感じた時にちょっと我慢して食事を終了することです。また、長時間の立ち仕事や座りっぱなしの状態も良くありません。血液の循環も悪くなることがあるため、デスクワーク中でも、リラックスしながら立ち上がり、トイレに行くなどの小さな動きを取り入れることが重要です。また、多忙な方々にとっても、働き過ぎないことが重要です。会社によっては残業が必要な場合もあるかもしれませんが、自身の体調を見定め、疲れを感じた時は早めに帰ることも大切です。

そして、健康にはストレスケアも重要な要素です。ストレスを完全に溜めないことは難しいかもしれませんが、少しでもストレスを解消できる楽しい活動を見つけることも大切です。

今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。