【生薬紹介-003】
黄柏(オウバク)
ミカン科キハダの樹皮です。
成分:ベルベリンなど
薬理:抗菌、抗炎症など
性味:苦味、寒
帰経:腎、膀胱
体の熱をさましたり、湿気を取り除きます。
炎症を抑えるので胃腸炎などの下痢や打ち身などにも用います。
配合処方:黄連解毒湯、荊芥連翹湯など
【参考文献】
神戸中医学研究会編(2011)『中医臨床のための中薬学』東洋学術出版社.
三浦於菟(2011)『実践漢薬学』東洋学術出版社.
根本幸夫監修(2016)『漢方294処方生薬解説-その基礎から運用まで』じほう.